沈龍植さんはソウル市無形文化財26号小木匠(ソモクジャン)、つまり韓国の人間無形文化財である。無形文化財はソウルには2人、全国では15人しかいないそうだ。韓国の大工は〈大木匠〉と言い、窓や装飾、家具を作る人を〈小木匠〉という。
沈さんは小木匠の第一人者だ。小学校3年生の時この仕事に興味を持ち以後夢中になって精進を続けてきていつの間にか今の地位を築いた。今でもこの仕事が好きで好きでたまらない。若くて無名な頃は材料となる木を買うお金を稼ぐためにサウジアラビアまで石油採掘の出稼ぎに行ったこともあるという。
沈さんの自宅兼オフィスは〈清圓山房〉はソウル市北村にあり予約をすれば見学することもできる。今や韓国を代表する小木匠となった沈さんは数々の世界遺産の修復にも関わってきた。しかしその飾らない人柄は素晴らしい。運がよければ清圓山房で無形文化財沈さんの解説を直接聞くことができる。


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