辺境の地の生活は確かにタフだが優しい人が多い気がする。今回の取材で会ったセルヒオさんもまた、優しい方だった。
セルヒオさんは、マゼラン海峡に開けた港湾都市プンタアレナスでずっと税関に関わる仕事をされてきた人である。
出身はチリの更に北、バルパライソの辺りだという。プンタアレナスと較べると、だいぶ暖かい。なにしろプンタアレナスはパタゴニアにある。南極に近い、地の果てだ。夏は短く冬は長い。冬にはおそろしいほどの雪も降る。
そんな辺境の地に、つまり、稼ぐために出て来たのだ。
そして結婚をしてこの地で三人の子を育てた。いずれも男子で、医師、建築家、税理士とそれぞれの分野で立派に優れたプロフェッショナルとして認められ、仕事を続けている。立派なものである。
現在セルヒオさんは78歳。そろそろプンタアレナスを去ることを考え始めている。働く、そして子を育てるという自分の役割が完全に終わったのではないかと思うからだ。長年連れ添ってきた妻は背中を病み近頃はほとんど寝たきりになっている。彼女の精神もささくれだってきた。
「そろそろ私は静かに休む頃ですよ」
セルヒオさんは微笑みながら語った。とびきり優しい笑顔だった。
「世界の窓 」3月15日金曜日よる10時54分〜11時放送予定
http://www.bs-tbs.co.jp/app/program_details/index/KDT0700400
セルヒオさんは、マゼラン海峡に開けた港湾都市プンタアレナスでずっと税関に関わる仕事をされてきた人である。
出身はチリの更に北、バルパライソの辺りだという。プンタアレナスと較べると、だいぶ暖かい。なにしろプンタアレナスはパタゴニアにある。南極に近い、地の果てだ。夏は短く冬は長い。冬にはおそろしいほどの雪も降る。
そんな辺境の地に、つまり、稼ぐために出て来たのだ。
そして結婚をしてこの地で三人の子を育てた。いずれも男子で、医師、建築家、税理士とそれぞれの分野で立派に優れたプロフェッショナルとして認められ、仕事を続けている。立派なものである。
現在セルヒオさんは78歳。そろそろプンタアレナスを去ることを考え始めている。働く、そして子を育てるという自分の役割が完全に終わったのではないかと思うからだ。長年連れ添ってきた妻は背中を病み近頃はほとんど寝たきりになっている。彼女の精神もささくれだってきた。
「そろそろ私は静かに休む頃ですよ」
セルヒオさんは微笑みながら語った。とびきり優しい笑顔だった。
「世界の窓 」3月15日金曜日よる10時54分〜11時放送予定
http://www.bs-tbs.co.jp/app/program_details/index/KDT0700400

コメント
コメントを投稿